【女神の本心】女「一緒に泊まろうか!」。冴えない男に迫る美女の真意とは・・・そして、男は美女の携帯を見てしまう・・・・

簡単にスペック

 

おれ
23歳
社会人一年目
某IT系会社勤務

 

彼女
17歳
高校三年生

 

出会いはネットの某アプリ。

 

ちなみに緑のじゃなくて。

 

最初はただ単に、仕事のストレスやらを

発散するために若い人と絡みたいがためにしていた。

 

だから設定も高校生にしていた。

 

顔写真載せれるアプリだったから、

顔も自分のをハッキリわからない程度に載せた。

 

横顔だったけど、

プロフとか適当に書いていたら

女子高生が結構話しかけてきた。

 

それで優越感に浸ってた。

 

適当に絡んでて飽きたらぶちり、

また違う子と絡んで飽きたらぶちり、

の繰り返し。

 

ただその中に、一人だけブチらず

絡み続けていた子がいた。

 

その子が後に彼女になる子だった。

 

その子とは何故か連絡が続いた。

 

写真載せていたけど、

小さくてよくわからなかったし

特別かわいいわけじゃなかった。

 

でも毎日続いた。

 

その子と同じ県で、
高校二年生でサッカー部キャプテン
という嘘の設定をしていた。

 

だから自然と会話も続いた。

 

高校生っていう設定してしまったものだから

仕事中も先輩社員の目を盗んでは

メールをできるだけ返すようにしていた。

 

それが1ヶ月間続いた。

 

ある日

 

彼女から疑われるようになった。

 

おれは県内の○○高校に

通っているという嘘をついていた。

 

ある日彼女から

 

○○高校のサッカー部の

キャプテンっていうの本当なの?

 

知り合いがその高校なんだけど

××(おれの名前)くんなんて名前の子

二年生にいないっていってたよ。

と言われた。

 

その時は、
ごめんごめん!

嘘だよ!おれ○○高校じゃないんだよねー!

 

とうまくかわして難を逃れた。

 

 

その後も疑われ続けた。

土日どこへ行ったかと聞かれ

地図を開き適当に地名をいうと、

そこなにもないのによく行ったねと言われたり、

 

学校の話になり今授業で

どんなことしてるのと聞かれた際も、

数年前の記憶に頼ってはみたものの、

それ中学生で習わなかったっけ?と突っ込まれる始末。

 

完全に嘘がばれてしまったと思ったし、

彼女もわかっていたと思う。

 

母さんの影響で吉田拓郎が好きだった。

 

たまたま吉田拓郎のつま恋ライブの映像を

YouTubeで見ていた。

 

吉田拓郎のライブに

中島みゆきがサプライズゲストとして登場し

永遠の嘘をついてくれを歌っていた。

 

永遠のうそをついて、

このままネットだけの関係で付き合っていくか。

 

または、本当のことをいってさようならをするか。

 

おれは葛藤した。

 

彼女を失いたくなかったから。

 

毎日この動画を見ては泣いていた。

 

そんなある日

 

とうとう彼女からぶっこまれた。

 

××くんて大人っぽいよね。

 

こんな高校生いない気がする。

 

それに地名も間違えるし

○○高校のサッカー部キャプテン

っていってたのも、本当はうそなんでしょ?

全部わかってたよ。笑

と。

 

彼女に嘘をついていたことに対する

後悔と同時に、

彼女を失うことの悲しさで頭が真っ白になった。

 

なあ拓郎、なあみゆき、

永遠の嘘をつくべきなのか?

それとも種明かしをするべきなのか?

愛ゆえのことだったと本当のことをいうべきなのか?

 

毎日毎日悩んだ。

 

優越感に浸ることができたから

何の後悔もないし、アプリも辞めようと思い、

 

悩んだ結果

 

本当のことを言うことにした。

 

△△、おれ高校二年生じゃないんだよね。

 

○○高校のサッカー部キャプテンでもない。

本当は23歳の社会人一年目。

ごめんなさい嘘をついて。

ただ、アプリを通して若い人とからみたかっただけなんだ。

今までありがとう。

楽しかったよ。

△△のことすきだよ!

△△もこんなおれをすきになってくれてありがとう。

バイバイ

 

そうメールした。

 

何もかもが終わった。

 

ほんの少しだけ高校生活に戻れただけで満足だった。

 

その日はたまたま研修で

関西に向かう新幹線の中だった。

 

おれはメールを送ったあと、

隣に座る爆乳の同期をよそ目に号泣した。

 

ないてるの?と心配されたが、

あくびだよあくび!ねみー!とかわした。

 

 

すると△△(以後まお)から返信がきた。

 

なんとなーくわかってたよ。笑

××(以後イチローくん)くんが高校生じゃないって。

何で嘘ついてたの?

本当のこと言ってくれたら良かったのに。笑

すきだよイチローくん?

え、まさかバイバイするつもりじゃないよね?笑

 

 

予想外の返事だった。

 

え、おれのこと嫌いにならないの?

嘘ついてたんだよ?

最低な人間でしょ。

おまけに23歳のおっさんだし。

無理してそんなこと言わないでいいんだよ笑

ごめんなさい。

ありがとうまお。げんきでね。

 

と返事した。

 

そんなんで嫌いにならんで。笑

すきだよイチローくんのこと?

無理なんかしてないし。

好きになって簡単に嫌いになれると思う?

これからも毎日メールしよね?

すきだよイチローくん!

 

 

このメールを見てまた号泣した。

 

隣の爆乳同期を見たら爆睡していた。

 

だからひたすら泣いた。

 

永遠の嘘をつかず、

本当の事実を打ち明けたおれは

終わりだと思っていたがまおか、

まさかの返事。

 

おれは嬉しかった。

 

改めて彼女にきいた。

 

5歳も離れてるんだよ?

嘘ついていたんだよ?

そんなおれでもすきでいてくれるの?

と。

 

ちなみにメールしている時、

すきだよとお互い言い合っていた。

 

また、向こうから会いたいと言われていたが

何度も断り続けた。

 

その時の理由に、

所詮ネットだけの付き合いなんだし。

とひどい事を言った時もあった。

 

本当におれはクズ人間だと思った。

 

その後もほぼ毎日メールをした。

 

ちなみに途中でアプリからメールに移り、

電話もした。

 

好きだよなんて言い合う日々が続いた。

 

 

そんなある日

 

 

まおから会いたいと言われた。

 

おれは関東住みでまおは中部住み。

 

簡単に会いに行ける距離ではなかったが

おれは会いに行く事にした。

 

お互い顔は少しだけわかっていたものの

プリクラだしわかりにくかった。

 

でもおれは、顔なんかどうでも良くなっていた。

 

相手もそうだったと思う。

 

会って謝りたかった。

 

会ってたくさん話したいと思った。

 

そして当日

 

18時にまおの家から近い駅で待ち合わせした。

 

ちなみに

 

まおの前情報スペック

身長が170cmあること

太っていること

シャイな事

 

 

おれスペック

身長182cm

シャイ

たまにイケメン俳優に似てると言われるが

最近はもっぱら栗原るいと言われる

 

おれが高身長なため、

長身なのは少しワクワクした。

 

女付き合いがほぼ皆無の童貞のおれが

170cmの女子高生と遊ぶなんて。

 

なんか色々申し訳ない気持ちになってきた。

 

本当は駅で待ち合わせする予定だったが

おれが先についたこともあり

おれが泊まるホテルの下まできてもらうことにした。

 

 

ホテルでそわそわしていると、

まおからメールがきた。

 

ねー、イチローくんの泊まるホテルって

○○ホテルだよね?

下に着いたよ(*´ο`*)

 

 

とうとうこの時がきた。

 

ネットの関係からリアルの関係に変わる時。

 

おれはいつもに増して香水を全身に振り撒き

 

ホテルの部屋をでた。

 

エレベーターで下におり

ロビーにいるホテルのおばちゃんに鍵を預けた。

 

あらお兄さん、良い匂いするね!

これからデート?

と話しかけられた。

 

そうなんですよ。

大切な人に会いに行くんですよ。

とドラマの用なやり取りをしてホテルを出た。

 

首を右左に振り、まおを探した。

 

まおらしい人物が見当たらない。

 

すると電柱の影に人影が見えた。

 

スラっとした黒髪ストレートロングで、

制服を着た女子高生がいた。

 

 

とにかく脚が細く長く美脚だった。

 

その日まおは、

大学の指定校推薦の面接帰りだから

制服でいくと言っていた。

 

まさかね。

まさかね。

と思いながらその女子高生に近づく。

 

まお?

 

下を向いてiPhoneをいじっていた女子高生に

おれは声をかけた。

 

 

そして女子高生はハッと驚いたように顔を上げた。

 

顔を見た瞬間おれは絶句した。

 

顔はプリクラで少し見た程度だったが

まおは超絶美人だった。

 

かわいいけど、美人というかなんというか。

 

大人っぽかった。

 

少し大袈裟かもしれないけど、

今まで見た女子の中で一番だと思う。

 

まお?

まお!というと

 

え!え!はい!

え!イチローくん?

え?え!とまおは動揺を隠せない様子だった。

 

そして俺たちは駅の方面へ

 

少し距離を空けて歩き始めた。

 

歩いていると、公園があった。

 

緊張をほぐしてあげなきゃと、

ぼけようと思った。

 

じゃあおれ公園のブランコで遊んでるね!

というと

 

遊んできやあ!私帰るね!

とまお。

 

なんでやねん!

と突っ込むと

 

あはは!

とまおは笑ってくれた。

 

 

ちょっと安心した。

 

正直顔を見てひかれ、

すぐに理由つけて帰ってしまうのではないかと思っていたから。

 

そんなくだらないやり取りをしながら

駅を目指した。

 

駅につき、
何か食べることにした。

 

まおは焼肉を食べたいと言っていた。

 

チェーン店は嫌だったから、
個人経営の少し高級な焼肉屋に入った。

 

空いていたため、
4人がけのテーブル席に案内された。

 

席に座ろうとした時、
まおが横にきた。

 

え?え?横?と言うと

 

え、恥ずかしいで、横がいい!
とまお。

 

広いんだし、そっち座りなよ!
とおれは言った。

 

まおは照れ臭そうに向こう正面に座った。

 

入店後も、まおは照れて中々目を合わせてくれなかった。

 

焼肉屋でテーブルの真ん中に設置されてる空気洗浄機?に隠れ続けた。

 

だから少し覗き込むようにしないと顔が見れなかった。

 

どんだけ照れてるんだよ!
と突っ込むと

 

いや!だめ!恥ずかしい!
と顔を真っ赤にするまお。

 

かわいかった。

 

そして

 

いくつか肉を注文して食べた。

 

面接当日でお疲れ様ということもあり
まおにはリラックスしてもらおうと
おれが肉を焼いて皿にとってあげた。

 

まおは美味しい美味しい
とたくさん食べてくれた!

 

さすがは高身長と思った。笑

 

そして

 

以前約束していたおれの宝物をあげた。

 

宝物っていっても、
おれが初めて買った
2006年の日本代表のユニフォームなんだけど。

 

ほしいって言われたわけじゃないけど、
なんかまおにあげたかったからほぼ無理やりあげた。

 

それとお土産も。

 

え、ありがとう!
とまおは照れた顔で言った。

 

焼肉を食べ終え、時計を見たら20時だった。

 

女子高生ということもあり、

20時頃には別れようねと事前に言っていたため

まおが乗るバス停まで歩いた。

 

色々な話をした。

 

不思議な感じがするねーとか、

明日どうしようかとか。

 

バス停で話しているとバスが来たため、
また明日ねといってまおとわかれた。

 

するとその直後

 

 

イチローくん!楽しかった!

焼肉ありがとう!

てかお金払ってくれてありがとうね?

今度は私が払うからね!

てか払わせてね!だいすき!

 

 

とメールがきた。

 

 

嬉しかった。

 

その日の晩も

いつと通りメールと電話をした。

 

おれは翌日の昼に帰るから

残り時間は限られていた。

 

そして1時くらいに寝た。

 

朝起きたらメールがきていた。

 

駅に9時頃待ち合わせにしていたが、

まおが寝坊したということで

9時30分と言われた。

 

待ち合わせの駅に着きまおを探してもいない。

 

まおからメールがきた。

 

メールには写真が添付されていた。

 

おれの後ろ姿だった。

 

ハッと後ろを振り返ると、

階段を上がった広場に照れ臭そうに

笑っているまおがいた。

 

制服から私服にかわったこともあり、

昨日とは別人のまおがいた。

 

ワンピースに長い丈の黒いコートを着ていた。

 

そこらへんのモデルよりよっぽど綺麗だった。

 

よ!

と言われた。

 

なんだよー!普通に声かけてよ!あほ!

と言った。

 

5歳も年下相手なのに、

おれはすごくドキドキしていた。

 

あまり時間がなかったため、

喫茶店に言った。

 

休日ということもあり、人がたくさんいた。

 

おれが横にいた客が

森ガールのような格好をしていたため

まおに、横に森ガールなうというメールを送った。

 

メールを見たまおは少しむすっとした顔をした。

 

返信がきた。

 

イチローくん森ガールすきなの?(;_;)

かわいいもんね森ガール(;_;)

森にいってきやあ(;_;)

一緒にバーベキューしてきやあ(;_;)

 

とメールがきた。

 

まおやいてる、

かわいいなーって思った。

 

そんなたわいもないことをしていたら、

別れの時間が迫っていた。

 

別れまで残り1時間になり、

喫茶店をでた。

 

おれは前から、あった時はプリクラを撮ろうね

と冗談半分で言っていた。

 

しかし

 

まおは、恥ずかしいでいや!

と言っていた。

 

その日、駄目元でプリクラ撮ろうかと誘った。

 

するとまおは、

うん!とろう!と言ってくれた。

 

プリクラをまおと撮りにゲームセンターへいった。

 

400円を入れ、プリクラをとった。

 

撮影の際、まおは恥ずかしがっていた。

 

えー恥ずかしい!恥ずかしい!

と言って顔を両手で隠すまお。

 

6枚撮った結果

3枚顔を隠していた。

 

まおなんで顔かくしてるの!!しかも3枚!

とおれがいうと

 

や、恥ずかしいでむり!!!

と顔を真っ赤にして言うまお。

 

何はともあれ、

記念として残せて良かったと思った。

 

作成されたプリクラを見た。

 

満面の笑みで映るおれと、

照れ臭そうにしているまお。

 

何だか微笑ましかった。

 

長身同士と言うこともあり、

 

全身撮影のプリクラを指差して

美脚対決は引き分けだね!

とおれが言うと

 

まおは笑っていた。

 

一番驚いたのは、

まおはプリクラよりも現物のがかわいかった。

 

すごいねまお、プリクラより現物のが

かわいいってありえないよ!

というと

 

ないで!かわいくない!

そういうのいいて!

とまた顔を赤らめていた。

 

そしてお別れの時間になった。

 

バス停に着いた。

 

するとまおは紙袋をおれに差し出してきた。

 

え?なにこれ?

と言うと

 

ごめんねイチローくん!

朝急いで駅で買ってきたの!

こっちで有名なお菓子!

おばちゃんに聞いたらこれが一番有名やて!

だから美味しいと思うよ!

あたしはあまりすきじゃないけど!

とまお。

 

え、ありがとう!

と言って受け取った。

 

まおが朝

30分遅れるって言った理由がわかった。

 

わざわざ朝早く駅に行って、

お土産を買ってくれたのだと思う。

 

食事の会計の時も財布だして、

払わせてくれなきゃ嫌い!

って言ったり、

ありがとうとかごめんねとか、しっかり言ってくれる。

 

しっかりした高校生だとは感じてはいたけど

そこまで気を配ってくれたとが何より嬉しかった。

 

おれが乗るバスがきた。

 

じゃあねまお!またくるよ!
と言った。

 

うん、絶対ね?待ってる!だいすき!
とまお。

 

運転手にチケットを見せバスに乗り込んだ。

 

たまたま席が左の窓側だった。

 

まおの方を見て手を大きく振っていると、
それにまおが気づいた。

 

撮ったプリクラを握ってまおに見せた。

 

まおからメールがきた。

 

こら!恥ずかしいでやめやあ!

 

おれはメールに気づかぬふりをして、
ひたすらまおに手を振り続けた。

 

まおは恥ずかしそうに、
周りを気にしながら苦笑していた。

 

バスのエンジンがかかった。
またまおからメールがきた。
(;_;)
顔文字だけのメールだった。

 

おれは既に泣いていた。

 

窓越しだからまおは気づいていなかったと思う。

 

またくるから泣かないの!
そうメールした直後、

 

バスが発車した。

 

まおがやっと手を振ってくれた。

 

おれも手を振った。

 

まおが見えなくなった時、
涙が滝のように溢れ出た。

 

バスの車内で声を殺しながら泣いた。

 

大号泣した。

 

するとまおからメールがきた。

 

 

イチローくんだいすき
あいたい

 

 

そのメールを見てまた涙が溢れ出した。

 

 

楽しかったよまお!
ありがとう!
来月またいくからね!
こんなおっさんのこと好きになってくれてありがとう!
うそついてごめんなさい。所詮ネットの付き合いなんて言ってごめんなさい。
だいすきだよまお!

 

 

おれは返信した。

 

その後、泣き疲れて気づいたら寝ていた。

 

起きると

まおからプリクラ画像が送られていた。

 

思い出に浸るようにプリクラを見た。

 

顔隠してるまお

満面の笑みでカメラにピースしているおれを

横で恥ずかしそうに見つめるまお

 

はにかんだ

 

笑顔のまお、
全部かわいかった。愛おしかった。

 

 

まおからメールがきた。

 

直接好きって言ってくれてありがとう!

すごく嬉しかった!だいすき!

イチローくん言ってくれたのに、

うち言えんでごめんね?

あと、手を出してきたけど、

あれもしかして手を繋ごうとしてたの?

今更だけど気づいた!笑

恥ずかしかった(*´ο`*)

 

良いよ!前から言うって約束してたし!

うん、あれは手を繋ごうと思ってさりげなくだした!

でもまおに拒否されたー!

かわいくねー(*´ο`*)

次は繋ごうね!

 

 

一通一通のメールで幸せを感じた。

 

その後も、まおとは毎日連絡をとりつづけた。

 

ただ、おれはまおに告白していなかった。

 

付き合っていないとはわかっていたものの、

もう自分の中でまおは彼女だと思っていた。

 

まおもそれを気にしていたのか、

 

 

すきだよまお!

とおれが言うと

 

 

ありがとう!

イチローくんの彼女じゃないけど

すき(*´ο`*)

と、チクリチクリおれをつついてくる。

 

 

好きです、付き合って下さい。

 

簡単に言えたら何も苦労しない。

 

おれはその一言が中々言い出せなかった。

 

おれは人と付き合ったことがなかった。

 

自慢ではないが、

決してもてなかったわけでもない。

 

小中高大と、

一度は告白されたことがあるし

社会人になっても告白されたことはあった。

 

周りからはよく鈍感と言われることがあった。

 

その内恋愛なんてどうでも良くなった。

 

そして20歳を過ぎた辺りから、

ある決意を決めた。

 

それは、初めて付き合う人と結婚しよという考えだ。

 

友達にこの話をすると、

ボロクソばかにされた。

 

お前考えが甘すぎだろとか、

付き合うことでわかることだってたくさんある

逆に別れることでわかることの方がもっとある、

とか。

 

その場では、

だよなー!うん!

そんな考えもたないことにする!

と言ったものの

 

おれは意思を曲げるつもりはなかった。

 

まおには何て言おうか悩んだ。

 

17歳の高校生にこんなこと言ったら、

どう感じるだろうか?

 

付き合いたいけど

言い出せない気持ちが葛藤となった。

 

だから

まおを思っているだけで泣けてきた。

 

生まれて初めて、恋愛のことで泣いた。

 

すきなのに、言い出せない。

 

まおは待っているはずなのに。

 

11月下旬頃から、

まおがおれを本格的につついてきた。

 

おれがふざけて

 

まお!告白してよ!

過去に5人の人と付き合ってきたんだから

慣れてるでしょ?笑

と言うと

 

何でよ!へたれ!男が言うもんでしょ!

付き合った人の数とか関係ない!

ばか(´・ω・`)

とまおは言う。

 

 

何度かこんなやり取りが続いていた。

 

まおと出逢って約3ヶ月経った。

 

12月3日。

 

おれはまおに告白することにした。

 

念のため、告白前にGoogle先生に相談。

 

メール 告白

 

で検索すると、

やはり告白は会ってしてほしい。

 

せめて、電話!メールなんてありえない!

という意見が多かった。

 

ですよねーと思い、

おれは電話で告白することにした。

 

 

夜の23時

 

 

まおに電話をかけた。

 

 

1回のコールでまおがでた。

 

よっ!
とおれが言うと、

 

よ!
と少し照れた声でいつも言うまおがすきだった。

 

最初はうだうだ

その日の出来事やらを話していた。

 

このままじゃ今まで通りの電話で

終わってしまうため、

切り出すことにした。

 

ちなみに、まおには早い時期に
初めて付き合う人は、結婚する人だなーきっと。

なんか、どうせ付き合うなら別れたくないし。

とおれの考えは伝えていた。

 

だから話は早かった。

 

まおさ、おれ前に言ったじゃん?

 

初めて付き合う人がなんちゃらかんちゃらって。

覚えてる?

 

おれがそう言うと、

 

 

覚えてるよ!

初めて付き合う人と結婚したいんでしょ?

どうせ付き合うなら別れたくない。

大人の考えなイチローくん!

それがどうかしたの?

とまおは言った。

 

おれ:

どうかしたのって。

どうも思わないの?

 

まお:

うーん、イチローくんは大人だなと!

ようするに、

お子ちゃまなうちじゃだめってとだよね。

わかってたよそんなこと。

でもやだ。そんなのやだ。

 

おれ:

そんな事誰も言ってないじゃん。

重いと思わないの?

だって、まおはまだ高校生だよ?

来年から大学生になる。

出逢いなんていくらでもあるし、

かわいくて性格も良くて、おもしろくて。

それなのにおれのこと

毎日すきっていってくれて。

嬉しいけどさ、付き合いたいけどさ、

やっぱりまおにとって

おれは重くて邪魔な存在なのかなと思ったんだよね。

 

 

不思議なことに、まおは失笑していた。

 

まお:

え、泣いとるのイチローくん?笑

なんでそんなこというの!

イチローくんのことだいすきだよ?

重いなんて思ってないよ。すごい嬉しいよ。
イチローくんは私のこと大切にしてくれてるもん。

仕事で毎日忙しいのに、

メールも電話も欠かさずしてくれる。

邪魔な存在なんかじゃないよ?

イチローくんじゃなきゃだめなの私。

 

 

おれは電話中にも関わらず泣いた。

 

まおのことを考えたら涙が出た。

 

でもまおに気持ちを伝えなきゃいけない。

 

必死で声を絞り出した。

 

おれ:

重いでしょだって。

付き合う前からこんなこと言われたらひくでしょ。

まおに負担かかると思って、

中々言い出せなかった。

うわ、この人私と結婚する気で付き合う気なんだ。

って思わない?

今だっておれはそういうつもりだよ?

まおのこと失いたくないから。大好きだから。

嬉しいことも辛いこともどんなことも、

まおと一緒に共有していきたいと思ったから。

だから、中々告白できなかった。

まおに確認してから、言うつもりだった。

遅くなってごめんね。

 

まお:

ううん。嬉しいよ?

イチローくんこそいいの?

私は高校生で子供だし、

イチローくんのように大人じゃないよ?

そんな考えをもっているイチローくんが、

私と付き合いたいと思ってもらえて私は幸せだよ!

重いだなんて思わない。

私だって別れるつもりないからね!

だいすきだよイチローくん!

泣かないで?笑

 

しばらく話せる状態ではなかった。

 

おれは泣いていた。

 

そして、少し落ち着いてから言った。

 

おれ:

だいすきだよまお。

こんなおれで良かったら、付き合って下さい。

 

まお:

うん!だいすきイチローくん!

 

 

その後、おれは付け足した。

 

 

おれ:

まおさ、あまり重く考えないでほしい!

そのなんていうか、

初めて付き合う人がなんちゃらってくだり!

まおはなんか違う!

特別!

単純に6人目の彼氏として考えてもらえれば!

 

まお:

え、なにそれ!笑

じゃあ結婚するきないってこと?

ふーん。あほ!だいすきイチローくん!

あー、短大にすれば良かった。

早く大学卒業してイチローくんのところに行きたかった。

思っとったんよねずっと。

イチローくんを意識し始めた時から。

ごめんね、待っててね?

 

 

12月3日

まおとおれは付き合うことになった。

 

 

それからも毎日メールも電話もした。

 

正直、会った後は不安な気持ちが優った。

 

あんなにかわいくて、

あんなにスタイル良くて、

あんなに性格よくて、

たまに無茶ぶりをしてツッコミ好きなおれを立ててくれる。

また、実際に会ってみて、まおは桐谷美玲に似ていると思った。

全てが完璧だった。

 

それが故に、

まおに遊ばれているのではないか?

本当におれのことすきなのか?

だから、いつでも振られる覚悟はできていた。

 

少しでもメールの返事が遅いと気になって仕方がなかった。

 

おれは西野カナをバカにしていた。

あいたくて震えるわけがない、

そんくらい恋愛に溺れてみてーわ!

と。

 

でも今は西野カナの気持ちがわかる気がした。

 

やっぱり会えないと不安だし。

 

見えないから。

 

11月の下旬に会ったばかりだが、

12月22日に逢いに行きたいとまおにいう事にした。

 

まおに電話した。

 

 

おれ:

まお、12月22日と23日で

逢いに行こうと思うんだけど都合あう?

 

 

まお:

嬉しい!でもいいの?

社会人だし、休日はゆっくり休みたいんじゃない?

それにお金もかかるし。

イチローくんに負担かからない?

 

おれ:

そんな事気にしないで!

まおに逢ったら、疲れなんてどっかに吹っ飛ぶよ!

それにしょこと一緒にいる時が一番幸せだから!

だめ?

 

 

まお:

え、いいの?ごめんね。じゃあ逢いたい!

イチロー君大好き!

 

 

おれ:

よし、じゃあ決まりね!

 

 

まおと12月22日、23日に逢うことになった。

 

人生初のデートということで、

おれの胸は高まった。

 

どんな髪型をして、

どんな服装をして、

どんなデートプランを立てようか。

 

それを考えることがすごく楽しかった。

 

22日のことを思うと仕事も頑張れた。

 

ドラマのようなことを言うけど、

恋の力ってすごいなと思った。

 

しょこw

 

あw
地元の友達です!
しょこたん好きとかじゃないです本当に!
すみませんw

 

当日まであと1週間となった15日。

 

まおといつも通りメールをしていた。

 

するといきなりまおがこんなことを言い出した。

 

 

まお:
22日ホテルに泊まるんだよね?

 

おれ:
うんそうだよ。前みたいな感じかな。
ただ、帰りは夕方にしたから前よりは少し長くいれる!

 

まお:
そうなんだ!嬉しい!

 

おれ:
うん!おれも嬉しい!

 

まお:
一緒に泊まろか!

 

 

あまりに突然すぎた。

 

この時点では99%からかわれていると思っていた。

 

だからあえて無視した。

 

おれ:
今日寒いね!風邪ひかないでね?

 

まお:
うん寒い!ありがとう!
ってスルーされた(._.)

 

おれ:
え、だって冗談でしょ?
仮に本当だとしても、まおは高校生だよ?一緒にホテルなんて泊まらないよ!

 

まお:

(._.)

 

おれは嬉しかった。

 

例え冗談でも、

まおが一緒に泊まりたいと言ってくれて。

 

ただ、まおが本気だとは思わず

むしろおれのチャラさをチェックしているのだと思っていた。

 

 

おれ:

でもなんで急にそんなこと言い出したの?

 

まお:

や、友達とそういう話になって!

クリスマス近いし

普通は泊まるやろーって言われたから!

でもイチローくんが断ってくれて良かった!

イチローくんなら

断ってくれるだろうなーって思ってたよ!

だいすき!

 

おれ:

なんだそれ!笑

断るに決まってるじゃんかー!

いつかまおから誘ってきたら

泊まろうと思っていたけどね!

まさかすぐに言われるとは!

 

まお:

えーなにそれ!

私が言わなかったら泊まることないのね!

じゃあ誘わない(*´ο`*)

 

おれ:

りょーかい!(*´ο`*)笑

 

 

その後、こんなやり取りを続けていた。

 

まおが一緒に泊まりたいと言ってくれて本当に嬉しかった。

 

翌日

 

おれは冗談でまおに言った。

 

 

おれ:
まお!一緒に泊まろうか!

 

まお:
え、良いの?だめじゃないの!(*ω*)

 

おれ:
なんてね!冗談だよ!

 

まお:
なんだー!ふん!

 

おれ:
でも、一緒に泊まったら長い時間、一緒に
いれるよね!

 

まお:
うん!そうだね!前は短くて淋しかった!

 

おれ:
じゃあ泊まろうか!

 

まお:
え、うん!泊まる!

 

おれ:
なんてね!

 

 

このようなやり取りを続けていた。

 

常識的に考えたら、

23歳の社会人が女子高生と泊まるなんて

してはいけないこと。

 

ただ、おれはまおと長い時間いれることを

考えたら泊まりたいと思った。

 

真面目なおれと不真面目なおれが、

脳内で喧嘩していた。

 

おれ:
まお、真面目にさ、やっぱり一緒に泊まろうか?

 

 

不真面目なおれが優ってしまった。

 

 

まお:

え、うん!泊まろう!

不真面目なイチローくんが勝っちゃったのね!笑

 

おれ:

うん、ごめんなさい(*ω*)

なにもしないから!

一緒にいれたらそれだけでいい!

まおだいすき!

 

まお:
うん!何もしないって笑
わたしもイチローくんだいすき!

 

 

まおとおれは22日、

一緒に泊まることになった。

 

いけないことかもしれない。

 

でもよくよく考えたらそんなこと関係ない。

 

まおと長い時間一緒にいたい。

 

その気持ちが優ってしまった。

 

だいすきなまおと、一日中一緒にいれる。

 

そう考えただけで、胸が高まった。

 

すごく嬉しかった。

 

ホテルの予約をとった後

 

クリスマスプレゼントは何にしようか考えた。

 

新入社員で安月給。

 

実家暮らしだから家には

毎月9万円入れていて、毎月の貯金は4万円。

 

生活費とかもろもろ引いたら

あまり手元に残らない。

 

貯金を崩してでも

何か買ってあげたかったけど、

まだ付き合って間もないし

高価な物をあげるのもあれだと思って色々悩んだ。

 

お互いスマートフォンだけど、

おれはラインやカカオトーク等のアプリをとっていなかった。

 

だから電話の時は、おれのWILLCOMからかけていた。

 

誰とでも定額があったから。

 

でもまおはもってない。

 

おまけに10分以上通話する

と通話料かかるから10分おきに切ってまた通話の繰り返し。

 

おれがアプリとれば良いだけの話だけど、

アプリだと回線も悪いって聞いていたし。

 

だから、WILLCOMをあげようと決めた。

 

2台目無料キャンペーンがあったし。

 

それに時間気にせず電話ができるから。

 

彼氏として情けないと思いつつも、

おれはWILLCOMをプレゼントすることにした。

 

 

あっという間にデート前日になった。

 

その日のおれのテンションは、今振り返るとおかしかった。

 

朝はいつもより1時間早く無駄に出社したり、

昼休みは先輩にコーヒーをおごってあげたり、

仕事を頼まれた際は、

はい、わかりました!喜んで!

と言ったり。

 

仕事終わった後は、

ちょっとスキップして帰ったり。

 

明日まおにあえる。

それだけのために、今日まで頑張ってこれた。

 

帰宅してご飯を食べて風呂に入り、
早めに寝た。

 

12月22日。

 

朝、8時のバスに乗りまおの住む街へ向かう。

 

5時に起床しベランダへ。

 

軽くラジオ体操をした。

 

どんな服を来て行こうか迷った。

 

事前に3通り考えたコーディネート。

 

どれもしっくりこなかったが、

一番無難なコーディネートにした。

 

ワックスを付ける時間もいつもより余計にとった。

襟足を遊ばせてみた。

 

姉ちゃんに、襟足を遊ばせている男は

気持ち悪いと前に言われたから、

遊ばせた襟足は元に戻した。

 

プレゼントに新品のWILLCOMをあげるつもりだったが

 

暇がなくWILLCOMショップに行けなかったため、

今おれが持っているのをあげて、

自分の分は後日購入することにした。

 

準備が整ったため、家を出た。

 

駅につき、バスに乗った。

 

隣の席には、可愛らしい大学生の女子が座っていた。

 

ただ全く気にならなかった。

 

かわいいまおには叶わまいと思った。

 

 

バスが出発した。

 

もっとテンションを上げるために、

バスの中では音楽を聞いていた。

 

その中でおれが選択したのは、

竹内まりや

今夜はHearty Party

 

これも父さんの影響だった。

 

小さい頃、休日になると父さんは竹内まりやを聞いていた。

 

大人になった今、昔の曲の良さを知れてきた。

 

今宵はパーティーではないけど、

この曲を聞くとテンションは最高潮になった。

 

途中で長い間寝ていた。

 

目を覚ますと、隣の女子大生が

通路を挟んだ隣に座る友達と

楽しそうに話している。

 

どうやらミスチルのコンサートに行くみたいだった。

いいなーと思いつつ外を見た。

バスは高速を降り、市街地を走っていた。

 

あと少しでまおにあえる。

自然と顔から笑みがこぼれた。

 

遅れましたごめんなさい。

 

到着10分前あたりに、

まおから30分遅れるとメールがきた。

 

おいおいおいおい!!

と思いながらも、バスは到着した。

 

近くのコンビニでコーヒーを購入して

少し時間を潰した後、

待ち合わせの改札へ向かった。

 

あと10分くらいで着く!

や、15分かも!

あ、もう着く!

とまおからメールがくる。

 

そして、

着いた!

とメールがきた。

 

おれはWILLCOMで電話した。

 

おれ:
どこにいる?

 

まお:
待ち合わせの改札近く!多分!

 

おれ:
えー、キャンペーンやってて

大きな音聞こえる場所わかる?

そこにいるよ!

 

まお:
え、わからない!

 

おれ:
えー!頼むよ!地元民!

 

電話しながらまおを探した。

 

スッと後ろを振り返った。

 

するとそこには、

ベージュのロングコートを着た

黒髪ストレートの長身女性がいた。

 

まおだった。

 

 

前に逢った時はすっぴんだったが、

今回は化粧をしていたせいか、

少し大人っぽく見えた。

相変わらず美人だった。

 

荷物を置きに、まずホテルに向かった。

 

予約したのは安いビジネスホテルだったため

部屋は狭かった。

 

今度は高いホテルに泊めてあげるからね。

ごめんねまお。

と心の中で呟いた。

 

 

次に映画館に向かった。

 

事前に悪の教典を見ようと決めていた。

 

ホラー映画を見るのはSAW以来だったため、

楽しみだった。

 

早めにチケットを購入したこともあり、

良い席をとれた。

 

おまけにカップルデーだったため、

お手頃価格だった。

 

店員さんに、

お客様、本日はカップルデーのため割引いたします。

と言われた時、

 

ああ、おれたちカップルなんだな。

と改めて実感した。

 

これがリア充か。
と心の中で思った。

 

メールで映画を見ようと決めた際、

まおはこんなことを言っていた。

 

うち怖い映画苦手やで、

上映中イチローくんの腕ずっと触ってるかも。笑

その時はごめんね?

 

対しておれはあえて素っ気なく、

えー、振り払うね!

と言っていた。

 

まおは過去に5人の男性と付き合ったことがあるといっていた。

 

しかし、意外なことに、

手を繋いだとことも、

キスをしたこともないといっていた。

もちろんその先も。

未だに信じられない。

 

おれの方も、まおと一緒で何も経験がない。

女子と最後に手を繋いだのは、

小学生の時のキャンプファイアーだ。

 

そのため、前一緒にいた時もベタベタくっつきながら歩いたりすることもなかった。

 

だからカップル特有のいちゃつきにお互い慣れていなかった。

 

でも、
もしかしたら、
もしかしたら、
大好きなまおがおれの腕に抱きついてくれるかもしれない。

 

そう思うと胸が高まった。

 

めちゃくちゃ怖いシーンばかりだといいなー。
胸の中で祈った。

 

映画が始まった。

 

 

席は一番後ろの真ん中だった。

 

おれは肘おきに左手を置いた。

 

上映後間もなく、

まおが右手をおれの左手にクロスさせてきた。

 

 

ドキッとした。

 

まだ怖い場面でも何でもないのに。

 

おれは黙ってまおの右手を握った。

 

最初は優しく、徐々に強く握った。

 

生まれて初めて好きな人の手を握った。

 

まおの手は、おれより少し小さいくらいだった。

 

まおは、途中からおれの左肩に顔を預けてきた。

 

すごく嬉しくて、ドキドキした。

 

おれもまおの顔の上に自分の顔をゆっくりとのせた。

 

とても幸せだった。

 

正直、映画なんてどうでもよくなっていた。

 

まおとこうして、一緒にいれるだけで幸せだった。

 

映画が終わった。

 

 

振り返ると、

怖かったは怖かったが下ネタシーンが多かった。

 

だから少し気まずかった。

 

その度に隣のまおの顔を覗き込むと、

両手で顔を隠していた。

 

かわいかった。

 

まおとおれは、

手を繋ぎながら映画館をあとにした。

 

その後、ホテルの近くのホルモン専門店で

晩御飯を食べた。

 

鍋を食べる際、おれが取り分けた。

 

するもまおは、

イチローくん、女子力高いね!

と言ってきた。

 

高くないし!男子だし!

とおれは言った。

 

普段の食事での取り分けは友人に任せることが多い。

 

でもまおといると、

何でもしてあげたくなった。

 

もっともっと好かれたいし、

絶対的存在の彼氏になりたいと思った。

 

無理とはわかっていても。

 

自分より格好良くて性格の良い男子なんて

まおの周りにくさるほどいるに違いない。

 

そう考える度に、気が滅入った。

 

何で年上のおれなんだろう?

やっぱり遊ばれてるのかな?

 

一緒にいる時もそんなことを思っていた。

 

でもまおの笑顔を見ると

そんなこと忘れることができた。

 

幸せだった。

 

晩御飯を食べ終え、

コンビニでコアラのマーチも

歯磨き粉を購入しホテルへ戻った。

 

 

夜の23時過ぎ、ホテルに着いた。

 

たくさん歩いたため、

2人はクタクタだった。

 

おれは部屋のテレビを着けて着替えた後、

ベッドに横たわった。

 

まおはじーっとテレビを見ていた。

まおと2人きりの空間。

 

すごく嬉しい反面、とても緊張した。

ふと抱きしめたくなった。

 

後ろから抱きつこうとすると

 

えー!えー!

恥ずかしいでいや!

 

まおはベッドから降り、床に座り込んだ。

 

なんだそれ!

と言っておれはベッドに横たわった。

 

するとまおがベッドに乗り込み、
おれのお腹を触ってきた。

 

イチローくんぷにぷにやね!

と言われたため、

 

うるせー!
まおもぷにぷにのくせに!

と、おれはまおのお腹を触った。

 

見た目によらず、すごくぷにぷにだった。

 

 

その直後におれは言った。

 

 

おれ:
まお、約束通りキスしよか!

 

まお:
え、恥ずかしいでいや!

 

おれ:
ふーん!じゃあしない!

 

まお:
ふーん!あっそ

 

 

こんなやり取りがしばらく続いた。

 

そしておれはまおを強く抱き寄せた。

 

まおはキョトンとした顔をしていた。

 

おれはまおの唇に自分の唇を近づけた。

 

するとまとは目を閉じてスッと唇を差し出してきた。

 

おれはキスするふりをして、顔を遠ざけた。

 

するとまおは不満そうな顔をして、

 

えー!なんで!もー!

と言った。

 

ごめんごめん!

そういっておれは再び唇を近づけた。

 

その時だった。

 

まおはスッとおれの唇にキスをした。

 

おれは思わずその場で固まった。

 

お互いにとっての、ファーストキスだった。

 

まおの唇は柔らかかった。

 

シャンプーの甘い香りを仄かに感じた。

 

すぐにまたキスをした。

 

まおのことを強く抱きしめながら、

何度も何度も唇を重ねた。

 

その後も、まおとおれは数えきれない程キスをした。

 

時計を見ると1時を過ぎていた。

 

ちょっと眠くなってきたおれは、

まおから離れ仰向けになり目をつむった。

 

するとまおがおれに近づいてきた。

 

イチローくん、ちゅーは?
ねーちゅーは?

 

とてもかわいかった。

 

おやすみまお!

といって、おれはまおを軽くあしらった。

 

するとまおはおれの上に乗っかってきた。

 

ねーだめ!

だめ!ねちゃいや!

ちゅーは?ねーイチローくんちゅーは?

 

おれはうんざりした顔をした後、

 

なーんてね!

と言いまおにキスをした。

 

だいすきなまおとキスができて、

喜びのあまり泣きそうになった。

 

そして、少し不安が和らいだ。

 

本当にまおはおれのことが好きなのかな?

やっぱりお遊びなのかな?

いや、でも好きでもない人とキスはしないか。

 

キスしている最中も心の中で思っていた。

 

その後、シャワーを浴びた。

 

先にシャワーを浴びたおれは

リビングでテレビを見ていた。

 

するとまおの携帯電話が鳴った。

 

この時間に誰だ?

と思いつつその時は気にしなった。

 

よくテレビで彼氏彼女の携帯電話を

勝手に見たとか見てないとかで

喧嘩になったという話を耳にする。

 

その度、バカバカしいと感じた。

 

人の物を勝手に見なければそのような喧嘩にならない。

 

本当に相手の事が好きなら

信頼すれば良いのにと思っていた。

 

ただ、その時のおれは冷静さを失っていた。

 

まおが他の男と連絡をとっていないか、

気になって仕方がなかった。

 

ダメとわかっていても、

自然とまおの携帯電話に手が伸びていた。

 

携帯電話は、ロックされていなかった。

 

 

 

そして

 

 

おれはまおの携帯電話を見た。

 

まおの携帯電話の待ち受けおれの写真だった。

 

前に逢った時に何枚か写真を撮っていたから

その時の写真だと思う。

 

恥ずかしかったけど嬉しかった。

 

そして、待ち受けを見たところで

おれはまおの携帯電話を元の位置に戻した。

 

やっぱり見てはいけないと思った。

 

まおを信じようと思った。

 

まおがシャワーを終え浴室から出てきた。

 

イチローくん、髪乾かして!

長くて大変なのいつも!

 

仕方ないなー!はい座って!

 

おれはまおの長くて綺麗な黒髪を

ドライヤーで乾かしてあげた。

 

その後一緒に歯磨きをした。

 

いつも一人でしていることを

まおと一緒にすることができ、

すごく幸せだった。

 

そして寝ることにした。

 

部屋のライトを消し、

2人で仲良くベッドに入った。

 

ベッドに入ってから、

またキスをした。

 

何度も何度も口づけを交わした。

 

イチローくん痛い!

もっと優しくしやあ!

とまおに怒られることもあった。

 

そして強く抱きしめた。

 

まおには事前に、

変なことはしないと約束していた。

 

その話をした時まおは笑いながら、

まあ、流れ的にそうなるかもね!笑

なんて言っていた。

 

おれはキスだけでは我慢できなくなった。

 

そこで右手をまおの乳房にそっと近づけた。

 

正直驚いた。

 

厚着をしていたため気づかなかったが、

まおは隠れキョヌーだった。

 

Dカップくらいはあった。

 

Dカップがどれくらいの大きさか

わからない童貞の推測だけど。

 

俗にいう、脱いだらすごいタイプでおそらくDカップ。

 

170cmで桐谷美玲似の美人で

性格も良くて優しくて面白くて

隠れきょぬー。

 

決して大げさではない。

 

こんな完璧な女子と付き合えていることが信じられなかった。

 

消えかけていた、

何故おれなんだろう?

という不安な気持ちが再び顔を出した。

 

最初は服の上から撫で回すように触った。

 

徐々に力をいれて揉みしだこうとした。

 

そこでまおからストップがかかった。

 

こら!

イチローくん変態!

通報!笑

 

おれは手を引いて触るのをやめた。

 

ごめんなさい!

と謝りまた口づけを交わした。

 

その後もこれと似たような繰り返しだったため、

割愛します。笑

 

途中、睡魔に負けたおれは寝てしまった。

 

起きると朝の8時だった。

 

朝食付きのホテルを予約したが、

ご飯よりも一緒に

ゴロゴロしてようということになったため

テレビを見ながらゴロゴロしていた。

 

おれは歯磨きをするため、

洗面所へ行った。

 

そういえば、まおは昨日おれの胸元をやたら

ちゅっちゅしていたことを思い出した。

 

まさかなと思い、服を脱いで胸元を見た。

 

そこにはたくさんのキスマークがあった。

 

ちょっとビックリしたけど嬉しかった。

 

昔、お姉ちゃんが朝帰りした時、

誇らしげに胸元をおれに見せてきた理由がやっとわかった。

 

まお!
胸元にたくさんあざがついてる!
まおつねったの!

 

と聞くと

 

イチローくん大丈夫?

病院いきやあ!

とまおは顔を少し赤らめて言った。

 

気づいたらホテルのチェックアウト時間だった。

 

まおとおれは布団カバーやアメニティを

きれいにまとめ、

部屋をでた。

 

ホテルを出たまおとおれは、
行列ができていた和食屋で昼食をとった。

 

おれは17時のバスで帰る予定だった。

 

残り約2時間だった。

 

中途半端な時間だったため、

駅で人間観察をすることにした。

 

色々な人がいるねー
なんて言ったりしながらまったりしていた。

 

その時まおはずっとおれの手を掴んで話さなかった。

 

前にあった時より、

はるかに距離が近くなった気がした。

 

イチローくんさみしい!とか、

帰っちゃだめ!とか、

なんで帰るの!とか、

こっちに住みやあ!とか、

 

まおは同じようなことを繰り返し言っていた。

 

そして別れの時間がきた。

 

 

前回はおれが見送られる形だったが、

今回はおれが改札からまおを見送ることにした。

 

改札前でまおは、

 

イチローくんちゅーしよ?

ねえチュー。

と言ってきた。

 

 

公共の場だし恥ずかしかった俺は

 

また今度ね!

だいすきだよまお?

といってまおを抱きしめた。

 

まおは少し不満そうに顔を膨らませていた、

 

早く帰りや!

おれそろそろバスの時間だから!

悲しいからサッと帰ってね。

と言った。

 

するとまおは、

うん、わかった!

来てくれてありがとう!

楽しかった!

イチローくんだいすき

と言って改札に入って行った。

 

まおが改札に入るのを見届けた瞬間

涙がでてきた。

 

すごく悲しくなった。

 

また電話とメールだけの関係に

戻ると思うとさみしくなった。

 

そしておれはバスターミナルに向かった。

 

まおは帰り際、

小さな小袋をくれた。

 

帰りのバスで中身を確認したら、

手作りのブラウニーが入っていた。

 

手作りのお菓子をもらうのは、

高2のバレンタイン以来だったから嬉しかった。

 

もしかしたら手紙も..

と淡い期待をもち中身を

もう一度確認したが手紙は入っていなかった。

 

帰りのバスでまおとメールした。

 

前より楽しかったねとか、

距離が近くなったねとか、

キスしちゃったねとか。

 

おれはまおとの距離が近づけたことが何より嬉しかった。

 

そして前よりも少し自信がついた。

 

何度もいうように、

身長170cmでスタイル抜群で、

桐谷美玲似でかわいくて、

性格も良くおもしろい女子高生。

 

そんな女神が何の取り柄もない

23歳のおっさんを本気ですきになったくれている。

 

信じ難いことだけど、今は信じるようにした。

 

 

家に着いた。

 

昨日撮ったプリクラを見ながら、

まおからもらったブラウニーを食べた。

 

まずいで、食べん方がいいよ!

とまおは言っていたけど、

すごく美味しかった。

 

最近は仕事が忙しくて

一日に取る連絡の回数は減っているけど、

毎日連絡は取り続けている。

 

まおは、

一生一緒にいようねとか、

4年後イチローくんの住む街に

いくから一緒に住もうねとか、

結婚しようねと、

とか言ってくれるようになった。

 

少しまおより大人におれは、

はいはい、そうだねー笑

と軽くあしらったりしている。

 

まだまだ恋愛偏差値の低いおれ。

 

今は恋愛の難しさを感じている。

 

一生とか絶対は恋愛にはないって、

昔どっかの本に書いてあったのを思い出したり、

 

友達からは、

付き合っている時は楽しいことや

嬉しいことだけではなく、

悲しいこと辛いこともあるよ。

と教えてもらったり。

 

恋愛について日々奮闘中。

そんな大きな喧嘩はまだないけど、

いずれはするのかなと思うと不安になる。

 

別れる事は考えたくないけど、

いずれは別れるのかなーって考えてしまう時もある。

 

なんだかんだで、

今も仲良く付き合っています。

 

華の女子高生と23歳の新入社員が付き合っている。

 

その時点でおれは奇跡の恋なのかなと思っています。

 

途中途中、テンポ悪くなってごめんなさい。

 

スレ立ては何度かしたことがあるけど、

いつも途中で書き込みを辞めることが多かった。

 

一応、成り行きからデートのことまで

話したいことは話せました。

 

聞いてくれた人、ありがとうございました。

 

 

 

 

引用元:

奇跡の恋の話

http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1356966756/

 

 

 


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