立ったら詳細
おお、立った
スレタイ通り、電話で父さんが結婚をしようか考えていることを聞いた
ちょっとびっくりした
一人でなんだか心細い
誰もいないみたいだし、ちょこちょこ書いていこうかな
父さんは今44歳で、男手一つで私を育ててくれた
私が産まれた時、母さんは私と父さんを置いて違う男の人と出ていったらしい
当時の父さんは、私を殺そうとした
だけど思い止まったらしく、私を連れて実家に帰った
実家に帰った父さんは、まず仕事を探した
だけどどこも不採用で、じいちゃんの知り合いの人が雇ってくれた
その間、私はじいちゃんとばあちゃんに面倒を見てもらっていた
バタバタして、ふと気付いたら私は一歳に成長してた
父さんは、私のことが嫌いだったそうだ
出ていった母さんの残した子供で、本当に自分の子供かわからなかったから
なんやかんやで、小学校に入学した
私はまだ父さんに嫌われていて、入学式にはじいちゃんが来てくれていた
参観日も、運動会も音楽会もじいちゃんが来てくれた
ばあちゃんは、私が嫌いだったみたいで行事とかには参加することはなかった
私は全く気にしてなかった
じいちゃんっ子で、周りの目に気付かないまま成長した
家であんまり父さんと顔を会わすこともなく、2年生になった夏休み。
じいちゃんが交通事故で死んだ、とばあちゃんから聞いた
じいちゃんは結構歳で、車の運転も危うかったからか、山道のカーブで。
私と、一緒にお出かけするために道を確認しに出掛けた先で、じいちゃんは帰ってこなくなった
スペック
女、未成年
父さんが慌てて帰ってきて、すぐにばあちゃんとどこかに行ってしまった
私は慌てて車に乗り込む父さんに聞いた
じいちゃん、帰ってこないの?
父さんは「鍵閉めて家ん中いろ」とだけ言って車を発信させた
素直に家の戸締まりをして、じいちゃんの部屋にいった
じいちゃん、帰ってこないの?
そう考えてたら涙がいっぱい出て、じいちゃんの座椅子に座って泣いてた
いいや、違うよ
フリーター
疲れて寝たらしく、目が覚めたら外は真っ暗で父さん達は帰って来ていなかった
お腹が空いてたから、冷蔵庫を開けたら切ってあるスイカがあった
スイカ食べや、とメモが貼ってあって取り出していくつか食べていたら車の音がした
父さん達が帰ってきたんだと分かって、玄関に行って鍵を開けた
「じいちゃん!」
そう言って開けた先には、怖い顔をした父さんがいた
続けてくれ
「父さん、じいちゃんは?」
そう聞いた私を睨み付けて、父さんは言った
「じいちゃんは死んだよ」
家の中に入った父さんは、ばあちゃんの旅行鞄に荷物をつめてすぐにまた車に乗った
「戸締まりしてシャワー浴びて寝てろ」
車が出るのを確認して、戸締まりをしてから泣いた
じいちゃん死んじゃったの?
じいちゃん帰ってこないの?
暗い家ん中一人で寝るのが怖くて、じいちゃんの部屋に行って
泣きながらじいちゃんと私用の布団を出して寝た
朝起きても、じいちゃんも父さんもばあちゃんもいなかった
自分で冷凍ご飯をチンして、じいちゃんと作った梅干しを食べた
何をするにもじいちゃんと一緒だったから一人で家にいるのが怖かった
連絡手段なんかなかったし、ひたすら父さん達が帰ってくるのを待ってた
父さん達が帰ってきて、あっという間にじいちゃんの葬式があって
父さん達と全然会話しないまま、じいちゃんは骨になった
その間、なんでか私はずっと泣かなかった
んで、じいちゃんがいなくなってから学校が始まった
先生達が妙に優しくて、ちょっと怖かった
その時期に撮った写真は全部、どこの化け物だよってくらい怖い顔をして写っていた
ばあちゃんは話しかけても話さないし、父さんは相変わらず顔を会わさないままだった
風邪ひくよw
えろくはならない
運動会の練習が始まって、運動会本番当日。
私は自分で握って作っておいた梅干しのおにぎり2つを一人で食べた
家族がたくさんきてるとこに居づらくて、私は駐輪場に座って食べてた
その時、久しぶりに泣いた
「じいちゃん、じいちゃん」って声出して泣いてたら先生に見つかって保健室につれてかれた
その日、私は早退することになって午後の運動会に参加しなかった
家に帰って、会話してくれないばあちゃんと晩ご飯を食べてじいちゃんの部屋にいた
そしたら、父さんが部屋に入ってきた
父さんは、大きな声でこう怒鳴った
「じいちゃんはもうおらん!
学校の行事さぼるな!」
先生から電話がきたらしい
その時に、私の中で先生は”敵”だと認識された
泣きながら謝って、自分の部屋の布団に入って寝た
なんだかどうしようもなく体がしんどくて、朝起きても体が重かった
それでも学校に行ったんだけど、熱があってすぐに家に返された
先生に「大丈夫やからお父さんに言わんでね?」と言った
布団に入ってうとうとしてたら、いつの間にか父さんが帰ってくる時間になっていた
「お前また早退したな!」
先生裏切ったな!とわかった
けど熱があったから、父さんはすぐに部屋を出てった
この時、心底じいちゃんに会いたくなった
熱があったからか、思考がおかしかったのか
食べちゃ駄目、と言われていたホウ酸団子を食べた
大丈夫、私もちょっとうるうるしてる
ホウ酸団子って名前でしょ?
団子は美味しいから…
起きたら病院だった
父さんが泣きながら私の名前を呼んでいた
台所にぶっ倒れていた私をすぐに見つけたらしく、救急車で運ばれてた
泣いてる父さんを見て、ぶっさいくな顔…って言ったら怒られた
久しぶりに、「おい」とか「お前」とかじゃなくて名前を呼ばれた
んで、なんやかんやで家に帰ったら父さんはまた冷たくなった
父さんもばあちゃんも冷たいまま、私は小学5年生になった
小学5年生になって、運動会。
校舎裏で自分で作った具が卵焼きのおにぎり2つと、余った卵焼きを食べた
冬になりかけの時期に、生理がきた
生理がきたことに動じなかった私は保健の先生に
いろいろ教えて貰って生理用品をドラッグストアで買い込んだ
恥ずかしいとかは思わなくて、堂々と生理用品をトイレにおいていた
父さんもばあちゃんも何も言わなかった
そして6年生になって、卒業式。
女子が泣いてることがわからなかったし、することもないからさっさと家に帰った
仏壇に手をあわせてじいちゃんに報告した
「じいちゃん、次は中学生になります
制服、じいちゃんに見せたかったです」
卒業式があった夜。
父さんは帰ってこなくて、ばあちゃんとご飯を食べてた
うっかりお茶を溢しちゃって、拭こうとしたらばあちゃんがいきなりキレた
何がなんだかわからなかったけど、取り敢えず謝った
そしたら、机の上にあったものを片っ端からぶつけられた
ご飯まみれになった私はばあちゃんを宥めて、すぐにお風呂に行った
鏡を見たらご飯まみれになった自分がいて、笑った
文章打つの遅くてごめん
中学時代は飛ばした方がいいかな
制服の採寸も親子がいっぱいいる中で一人で行ったら、ジロジロ見られているような気がした
中学の入学式も終わって教室で自分の席に座っていたら
後ろに座っていた他の小学校からきたの女の子話しかけられた
中々にフレンドリーな子で、すぐに仲良くなった
ばあちゃんが初めて私にキレてから、ほぼ毎日理不尽に怒られていた
怒ったら物を投げる人だったから、後片付けが大変だった
父さんは、たまに難しい顔をするだけだった
部活はその子…Aに誘われて美術部に入った
中学生になってから半年。
なんだかよく分からないままいじめが始まった。
私が何か気にくわないことを仕出かしたのか
たまたまいじめの標的になったのかは分からないけど
いじめの主犯はAだった
いじめの方法は古典的で、無視されたりバイ菌扱いされたり
靴が隠されてる時もあれば、びっしり虫や画ビョウが入ってる時もあった
別に気にしなかった
虫は出せばいいし、画ビョウも同じ
隠されたら探せばいいし、陰口を言われても気にならない
部活はそのまま続けて、いじめられたまま三年生になった
三年生になると受験で忙しくなったのか、いじめはなくなった
私は自分の学力でついていける学校を選んだ
三者面談に父さんは来なくて、二者面談をして決めた
三年生の体育祭が近付いていた時のことだった
ふざけていた男子に押されて、ずっこけた
ずっこけた先には、ブロックが積んであった
起き上がると、目の前が真っ赤だった
左目の上にブロックがぶつかったらしく、ぱっくりと割れていたらしい
パニックになる先生に、救急車をよんでくれと頼んだ
眉毛の真下に、三針縫う怪我をした
先生いわく、割れた所から白い何かが見えていたらしい
これが本当の血眼、と治療中に考えていたら吹き出しかけた
治療が終わると、きったない泣き顔の父さんが転がり込んできた
なんで泣いてるんだろ、と不思議に思った
先生がいない時に父さんにこっそり聞いた
「私父さんに嫌われてるんじゃないの?」
回りくどい言い方を考えたかったけど、頭がふらふらして考える力がなかった
「嫌いじゃない、愛してる」
父さんはそう言ってまた泣いてた
私は、泣けなかった
ふざけんなよ、と思っていた
ふざけんな
毎日毎日ばあちゃんに理不尽に怒鳴られているのも止めないくせに
滅多に私と会話なんかしないくせに
一度だって私の学校行事に来なかったくせに!!
父親らしいことしてくれたことないくせに!!!
父さんは、凄く悲しそうにして先生に私を預けて仕事に戻った
私は先生に家まで送ってもらった
けど、こんな時間に帰ったらばあちゃんに何をされるか分からなかった
財布は持っている
ふらふらしながら歩いて、家から離れた山に入った
学校の下校時間まで隠れるつもりだった
…けど、今ここで首を吊ればじいちゃんとこに行けるんじゃないかと思った
本当はいじめられていたのがキツかった
気にしないようにしてたけど、凄く悲しかった
なんで私がこんな目に…とマイナス思考になっていた
けど、学校の終わりのチャイムが聞こえた
山から降りて、家に帰ってすぐに部屋に隠れた
手鏡で自分の顔を見たら、血の気がなくて目が虚ろで
まるで幽霊みたい、そう笑った
ふと気付いた
私、いつから泣いてないんだっけ
部屋でぼんやりしていたら、インターホンが鳴った
出たら私にぶつかった男の子と、その子のお母さんだった
玄関で土下座するんじゃないかってくらいの勢いど謝られた
男の子は泣きながらひたすら謝っていた
そしたら、ばあちゃんが気付いて出てきた
もういいから、と言ってドアを閉めた瞬間真っ白になった
玄関にあった傘で、頭を殴られていた
「もしかしたら死ねるかな」
そう思いながら玄関で倒れた
起きたら、ばあちゃんはいなくて傘が横に落ちていた
思わず「これでもまだ死ねないんだ」と口にしてたかも
傘をなおして、自分の部屋に戻ってお父さんのお古で貰ったパソコンをつけた
自殺 方法
そう検索して、必死に確実に一人で死ねる方法を探した
疲れたからパソコンをつけたまま布団に転がると、寝てしまった
何か物音が聞こえて起きると、父さんがパソコンの画面を見ていた
パソコンだとスム-ズにかけるw
びっくりして声が出なかった
勝手にパソコン見るなと言うべきか、なんと言うべきか混乱してた
そしたら父さんは私を見てまた泣きながら言った
「ごめんな」
何がだよ、そうやって聞く前に父さんは部屋から出て行った
血が足りなくて呆然としてたら、物凄い怒鳴り声が聞こえてきた
父さんが、ばあちゃんにむかって怒鳴っていた
何を言っているかはよく分からなかったんだけど
私のことについて怒っていることは分かった
そのまま布団に座ってぼーっとしていたら、また父さんが部屋に来て言った
「明日、学校休んで遊びに行こう」
思わず自分の耳を疑った
どつかれてとうとうおかしくなったのかと思って、適当に返事して寝た
朝起きたら本気で学校に休みの電話を入れていた
台所には重箱が出ていて、何をしてるのかを聞いた
父さんは普通に「お弁当作ってる」といって、おにぎりを握っていた
お弁当の中身を見ると、まだおにぎりしかできてなかった
しかも形がめちゃくちゃ歪で、笑いをこらえたら鼻水が出た
夢を見てるんじゃないかと思ってたんこぶを触ったら痛かった
今自分の目の前にいる父さんが父さんに見えなくて
現実を受け止めきれてなった
父さんの後ろで立っていると何をトチ狂ったのか
卵をボウルにわって、酒とみりんと納豆を入れようとしていた
慌ててとめて何を作るのかを聞いた
「玉子焼き」
ご飯食べてお腹下したくない一心で無理矢理座らせて材料を奪い取った
なんだかんだでおかずは全部私が作った
小学生の時から成長して、玉子焼きも綺麗に作れるようになった
タコさんウインナーに、ほうれん草の白和えにからあげ
にんじんの花の形にだってできるようになったし
魚だって焦がさず焼けるようになった
父さんが作るつもりだったものを全部作り終わると
父さんはニヤニヤしながらお弁当をデジカメで撮っていた
作り終わってから無性に恥ずかしくなった
「納豆入り玉子焼きは邪道」
とだけ言って部屋に戻ろうとしたら、肩を叩かれた
「どこいきたい?」
・・・先に考えてろよ、とか思った
どこに行きたいかなんて聞かれても困った
じいちゃんが死んでから、遠足以外で出かけたことがなかったから
行きたいなんて思う場所が思いつかなかった
素直にそのことを伝えたら、動物園に行くことになった
車に乗って、弁当を置いて一息ついてもリラックスはできなかった
父さんの運転する車に乗ったのは、片手で数えるくらいでしかなかったから
なんとなく居心地が悪くてもぞもぞした
後部座席に座って、そわそわしてたら父さんが運転しながら
一生懸命会話しようと話しかけてきていた
…けど、家で口を開くことなんて滅多になかったし
学校でも友達がいなかったから話すことが苦手になってた
「友達とどっか行きたいとか喋らんのか?」
「友達いない」
これで会話が終わった
ちょっと素直に答えすぎたかな、と後悔した
そのまま会話せずに、動物園についた
でかい荷物を持っていろんな人が
お弁当広げているところに向かうのは気が引けた
お弁当を他の誰かと食べることをしたことがなかったし
人がたくさんいるところに行くのも気まずかった
けど父さんは会社の人達と出かけたりしていたからなのか
気にせずに場所をとっていた
お弁当を拡げて食べ始めてもひたすら無言で
父さんも何も言わずにもくもくと食べてた
うんともすんとも言わないまま、ご飯を食べ終わった
「ごちそうさま」
そういえば、父さんと同じご飯を食べたの初めてだな・・って気付いた
気付いたらなんだか複雑な気持ちになった
何でいきなり出かけようとか言うんだろ・・・
そんなこと考えて自分の世界に入ってたらいつの間にか父さんが消えてた
いないことが当たり前だったから、ちょっとだけホッとした
父さんがいなくなって10分くらいしてから、女の人を連れて父さんが戻ってきた
会社で親しい人だのなんだのと、私ににやついた顔で説明していた
父さんの嬉しそうな顔を見るのはやっぱり違和感があった
父さんじゃないみたいで、気持ち悪かった
「初めまして、マリコです」
「・・ども」
とてつもなく無愛想な私にもマリコさんはニコニコしていた
先生とばあちゃん以外の女の人とも初めて会話した
なぜかそのまま私と父さんとマリコさんで動物園を見て回った
正直、一人で見て回りたかったけど最後まで三人で見て回った
明日練習あるのに>>1が気になって仕方がない
で、高校の入学式にも2人は来ていた
なんでやねん!そう思いながら入学式が終わって教室に行って
挨拶が終わって・・・解散になった
案の定2人に捕まってまた写真を大量に撮られた
家に帰ったら、ばあちゃんが何かブツブツ文句を言っていたけど
なにも物は投げてこなかった
動物園にいってから、父さんがたまに一緒に晩御飯を食べるようになった
怪我もまぁマシになって、ドタバタしたまま卒業式を迎えた
なんとも思わないまま入場したら
スーツを着た父さんとマリコさんが保護者席にいるのを見つけた
驚きすぎて自分の足を自分で蹴ってこけ掛けた
で、卒業式が終わって花道を歩いてさっさと帰ろうとしたら
父さんとマリコさんに捕まった
捕まったまま写真をたくさん撮られた
私はいきなり父親面しだした父さんに苛立ちを感じてた
早く家に帰りたいのに、2人は制服姿の私を車に乗せてファミレスに向かった
やっぱりそのことに慣れなくて、お腹がキリキリとして痛かった
結局いろいろ連れまわされて、家に着いてドアをあけたらばあちゃんが倒れてた
マリコさんは叫んでて、父さんは携帯でどこかに電話してて
私は、きっと笑ってた
私は優しくないよ
ネタバレするなら、幸せエンドには・・・
ばあちゃんは救急車で病院に運ばれて、そのままあっさり逝ったらしい
私は病院についていかなかった
ばあちゃんの葬式も終わったあと、入学祝だと父さんから携帯を貰った
ばあちゃんがいなくなって、帰宅時間も気にしなくてよくなって
…はっきり言ってしまえばばあちゃんがいなくなって清々していた
だから高校では剣道部に入ることにした
前から興味があって、一年生女子で入部したのは私だけだった
一年生で入部したの私を含めて6人だった
5人とも男子で、先輩達も全員男だった
そのせいか、またいじめられ始めた
「男に囲まれてチヤホヤされたいから入部した」
だのなんだの言われていた
気にしないようにしながら地道な練習を重ねて
夏休みに入る前に防具をつけて練習に参加できることになった
この頃にはちょっとずつ打ち解けて方向が一緒の人と帰るようになっていた
同じ方向の一年男子のテツジ。
話し方が上手で、私みたいな話下手な奴とも長く会話が続いた
いじめや陰口はあるけど、部活や勉強が楽しくて
やっと”学生”なんだなー・・・と実感していた
夏休み、部活はほぼ毎日あった
お盆の3日間だけ休みがあるだけで、後は全部部活だった
それでも楽しいから気にせず毎日部活にいって
必死に男子と同じメニューをこなしていった
八月の終わり頃、顧問の先生から言われた
「明日は休みにする。
けど、一年生は全員宿題をもって集合すること、勉強会をする」
とのことだった
次の日、集合して使っている道場にみんなで宿題を広げていた
私は夏休みの最初の一週間で終わらしていて、暇だったから
得意分野の国語を教えていた
一年の中で国語が苦手なのは、テツジだけだった
必然的に、テツジに付きっ切りになって勉強を教えていた
休憩時間にはいって、トイレに行って帰ろうとしたら
テツジが廊下に座り込んでいた
「どうしたの?」
そう声をかけると、いきなり腕を掴まれて抱きしめられた
「入部したときから好きやった、付き合って」
照れるとかはなく、とりあえず汗臭かったから力を込めて離れた
「無理」
そういうと、テツジは走って道場に入っていった
話はちょっと変わるけど、一年生の中で初心者は私を含めて5人いた
経験者の人にはかなわなかったけど
今の時点では私が初心者の中では一番強かった
ばあちゃんが投げてくるものを避けていたからか
反射神経がよかったのか
相手の一本をことごとく避けていた
そう、話には全く関係ないんだけどね
自慢したかった!w
で、続き
テツジはまた普通に勉強を教わりにきたから教えていた
で、勉強会も終わって解散した後にテツジに声をかけられた
「いつもとは違う裏道で帰ってみーひん?」
素直に面白そう、そう思ってテツジについて裏道を通って帰っていた
途中、植え込みにぐるっと囲まれている公園を見つけて
テツジがちょっと遊ぼうと言って私を連れて公園に入った
おとなしくベンチに座ろうとした瞬間
テツジに思い切り体を押された
部活中でもなんでもなくて気を抜いていた私は
簡単に押されて後ろに転んだ
ちょっと腰を打っただけで、何すんじゃハゲコラ!と言おうとしたら
口にハンカチを丸めたものを入れられて、ガムテープを貼られた
起き上がろうとしたらお腹の上に乗られて
腕をガムテープで肘の関節から手首までグルグル巻きにされた
テツジを蹴ったら二の腕をグーで殴られた
後は、簡単に分かると思うけど書いた方がいいのかな
足も固定されて、身動きが取れなくなった
テツジは「暴れたらぶん殴る」と言って私のブラウスのボタンをあけていった
中に来ていたキャミソールも捲られて
下着をずらして胸を触りだした
必死に声を出そうと唸っていたら
鳩尾を殴られて胃の中のものがせりあがって来た
痛くて頭が真っ白になっていたら抱え上げられて
公園の隣にある家に放り込まれた
テツジの家はここだったらしく、すぐに私の荷物を持ってきた
また抱えられて2階に連れて行かれて、ベッドにおろされて
服を脱がされていって。
後はまぁ、言わずとも
そこからは、もう駄目になってしまって
男の人が怖くなって学校に通えなくなって
外にでて男の人とすれ違うのが怖くなって
今に至る、ということです
そんな状況で、父さんはマリコさんとの結婚を考えているということを
ご飯を食べているときに聞きました
「働かないのか?」
と父さんに言われ続けて2年とちょっと
頼れる人もいなくて、こんなことをいえる相手もいなくてここに来ました
ずっと怖いなんていって、引きこもってられないから
頑張って外に出て、働くために誰かに相談…というか話を聞いて欲しかったんです
父さんがもしマリコさんと結婚したら私は出て行った方がいいのかとか
いじめられていたこともあって女の人も怖くて友達がいなくて…
忘れてた
今日、父さんから結婚すると聞いた
おめでとう父さん
自分なら間違いなく自殺してるレベル
結婚するって聞いてから話し合いに忙しかった
結論から言うと、なんかもう結婚したらしい
父さんとマリコさん、もう婚約届け出したとか
話を聞いた昨日今日で婚約届け出したよとかね。
早いだろっていうね
私の部屋をマリコさんの部屋にすると言われて、ちょっと喧嘩してました
「マリコさんが私の部屋使うなら、私どうしたらいいのさ」
「和室(じいちゃんの部屋)いけ」
今じいちゃんの部屋で寝てます
前まではじいちゃんの部屋にいるだけで怒ってたのにね
じいちゃんに会いたい
夢に出て欲しい
じいちゃん、私はどうしたらいい?
マリコさんは近いうちに、家に住むらしい
そんな大事なことをこんなギリギリに話されたことにも腹が立つ
ちょっとした口答えをしただけで怒鳴る父さんにも腹が立つ
結婚するって聞いて、おめでとうって思えてたのに
何もかも私に言わないで決めて、事後報告。
「私は家族じゃないの」
そう思わず言ってしまったのに
そこだけなにも言わないで部屋から出ていった父さん
私は邪魔なの?とか、聞いてしまいたい
少しでいいから、父さんに愛されたいのにうまくいかないのは、なんでなんだろ
こういう時、親戚がいたらなって思う
私の部屋と父さんの部屋は引き戸を開けたら繋がるから
マリコさんが住むにはちょうどいいっぽい
私は家を出たいのか出たくないのかわからない
外に出るのも怖い今の状態じゃ出来る気がしない
けど、はやく一人立ちしなきゃって悩んでる
いっそ家から放り出されたら開き直って過ごしていけそうかも、性格的に
…家出をしたら、父さんは探してくれるかな
私の部屋も綺麗になったもんだ
ついでに掃除も同時進行してたら
袴やら制服やらが出てきた
もう一回剣道やりたいなー…
試合に出られなかったのが悔しい
フロアレディってなんろうか
わからないことがあったらなんでも検索してごらん。
検索から人生は開けるよ。
家出をするのが不安なら、「家出」で検索すれば
家出をした人の体験記が沢山読める。
それを参考にして、どうするか決めたり計画したりすれば
失敗を減らせるよね。
行動する前に具体的にわかるから。
フロアレディで検索すると色々こんな感じで出るよ。
☆フロアレディの仕事-高収入アルバイト
フロアレディといえば基本的には夜のお仕事になりますが、一部ではお昼からやっている場所や、女子大生スタッフが中心といった場所もあり、各店で特徴が大きく分かれています。
では、そのフロアレディの仕事内容をくわしく見てみましょう。
お互いの電話もメルアドも知ってたのに
父さんから結婚の報告されるまで、一言もなかった人に優しくできる程心は広くない
あとマリコさん買い物長いからしんどい…熱あるのに
熱あることは言ってないんだけどさ…
微熱が下がらない
具合が悪いとか、そういうこと言ったら見てくれなくなるから言えないんだよね
ごめん
怒鳴られるより、父さんの溜め息の方が怖い
…外にでる服がないって言っても無駄かな?
「体調崩してるみたいなんで、今日はちょっと無理そうです」ってメールしてみた
父さんから電話きて
嘘つくなって怒られた
……寝よう
熱さげないと
おやすみ
体調良くなることを願ってるよ。
おやすみ
熱があるなら無理しちゃダメだよ。悪化して、グダグダになるかもよ?ゆっくり休んでね。
1です
ただいま帰宅しました
朝起きたら熱下がってた私の体は、空気を読んだのか。
特に重要な話はされなかったよ
ご飯交代でつくる?
一緒につくろっか?
とか言われたくらい。
マリコさんのご飯は甘いか辛いか両極端だから、私一人任せて頂きたい…
マリコさんは新しいカーテンと、なんかよくわからんグッズを買ってた。
10時に出発して帰宅がこんな時間になるとか、ね…。
炊飯器やら物干し竿やらはあるから
新しいのはいらないって止めるのに疲れた…
マリコさんは浪費癖がありそうかも
あるものを使わないで新しいのを買おうとするし…
調理器具も一から揃えようとかいいだすし
しまいにゃペット買う?とかいいだすし…
予想だけどあの人飽きたら絶対世話しねぇ…
ああもう疲れた
パソコンからこんばんわ、どうも1です
トリなるものを学んだので試しに
暴力はまだ振るわれてないからセーフかなと思ってるんだけどなぁ
大声だけとかばあちゃんが生きてた時と比べたらイージーモードみたいなもんだ
暇だ・・・完璧に生活逆転しちゃった
朝からお昼に起きてたら怖いのが悪いってことにしよう
会話でもぼちぼちのせてみようかなぁ
じゃあ書いてようかな
私「マリコさん、私もご飯手伝う」
マ「じゃあお味噌といててもらっていい?」
私「う「駄目だ!」
私「・・・」マ「・・・」
父「お前は手伝わんでいい!できるまで部屋行ってろ!」
私「うん」
マリコさんが申し訳なさそうにしてるのが申し訳ない
味噌汁は辛かった。味見してないのかなってくらい辛かった
塩分摂取しすぎてしぬかも
マ「1ちゃん、1ちゃんって彼氏とかいないの?」
私「ごべっ(飲んでたココアが鼻に来た)いないですよ、外にも出ないのに」
マ「勿体ないねー・・・1ちゃんくらいの年齢の子はもっと遊んでるのにね」
私「はぁ・・・そうなんですかね(遊ぶことなかったとか父さんから聞いてないのかな)」
マ「寂しいね」
私「別にそうでもないです。
面倒そうですし、連絡とかもこまめに取るのも苦手だし・・・」
マ「同じ年の子で好きな子とかいなかったの?」
私「(同じ年の人だと私の事情を受け止めきれる人がいそうにないとか言えない)
いませんでしたねー・・・私の初恋ははぐれ刑事の藤田まことさんでしたし」
マ「年上好みなのねー紅茶飲む?」
私「いや、ココアあるんでいらないです(手に持ってるの見えないのか)」
マリコさん超マイペース
心の声入れたら突っ込みだらけになっちゃった
私「父さん、今暇?」
父「・・・」
私「父さん、」
父「見てわからんのんか!なんやねん!?」
私「ごめんなさい、買い物行ってくるからお金ください」
父「(無言で財布から2千円出す)」
私「ありがとう、晩御飯はお好み焼きと味噌汁と、あとは適当にもう一つつく」
父「マリコに作らせろ。お前は手伝わんでいい」
私「・・・うん、わかった。いってきます」
父「(舌打ちして新聞読む)」
聞かれない限りマリコさんに言うつもりはないんだ
過ぎたことだし、今更どうこうできるわけでもないしね
ただ、父さんから聞いてないんだなーって思っただけだったんだ
そんなつもりで書いたわけじゃなかった、ごめんなさい
怒られた
帰ってくるの遅くてご飯の準備ができてなくて
買い物にもいってなかったから
何もなくて、怒られた
マリコさんが「外食にしよう」って助けてくれたんだけど
父さんそれでも怒ってて…
「私はお腹空いてないから、二人でいってきて」
って言ったらちょっとマシになった
二人ともまだ帰って来てない
マリコさんからメールが来た
カラオケにいるみたい
お腹空いたなー……
一つ聞いてもいいか?
もしかして、マリコさんって天然入ってる?
だとしたら、味方にはつけられそうもないな
近くなら俺が飯くらいおごってやれるのにな
>>318
さすがにきもいぞwww
天然なのかな?
よくわかんないや
天然な人とか出会ったことないから
勝手に家出たら怒られるし
知らない人とご飯とか無理だわ…
好意だけはもらいます、ありがとう
帰りはまだ遅くなるみたい
漬物発見!
お茶入れよーっとw
マリコさんは服も靴も下着も買ってた
袋が山積みで羨ましい…
早くお金稼いで服買おう
ども、1です
今日はマリコさんにお客が来たんだけど、びっくりした
朝に親戚だのなんだの来るって聞いてたんだけど
来た人が凄かった
どこの極道だよって人がお昼に来た
いろいろあって、今日一日で5㎏は減ったような気がする
本当にそれくらい疲れたんだってww
マリコさんの親戚怖かった
スーパーカップフルーツオレ味食べてる姿も怖かったww
その息子も怖かった…
超フレンドリーだった
やっぱり私は邪魔なんじゃないか
じいちゃん死んでから誕生日祝ってくれる人とかいなくてさwwww
お誕生日会とか、すっげぇ憧れてたwwww
って話をなんとなくマリコさんにしたら18の誕生日に洋服渡されてさwwww
「誕生日おめでとう!」って言われてさwwww
すっげ嬉しくて布団の中で服眺めて泣くくらいだったのにwwww
その服破くとかwwww
もう涙もでないわ
テンション高い文考えるのってしんどいからやめよw
マリコさんは朝早いからもう寝てて、父さんの近くで洗濯物畳んでた
父さんはテレビ見てたから、邪魔にならないように隅っこにいた
そしたら、いきなり
「その服どうした」
って聞かれて「誕生日に、マリコさんがくれた」って言ったらさ。
なんか急に不機嫌になってさ。
逃げようと思ってお風呂に行って、時間たってから戻って洗濯物片付けてたら気付いた
スカートに豪快なスリットみたいなのがあってさ。
原因わかんないけど、私の態度か話し方が気にくわなかったのか
いつも仕方ない、って諦めてたけど
これは無理だわ
不器用だから、愛されてるかどうか分かりにくいって考えてたけど
これはもうほぼ完璧に、愛されてないんだろうなぁ
……今が家出のタイミングかなw
父さんが怒るのは仕方ないんだよ
全部私が悪いから……
2年も引きこもって働いてない金食い虫だから
マリコさんの親戚はやーさんみたいな見た目で
いたって普通の人だったよ、ごめん
1は最近18になりました
マリコさん家事してるよ
たまたま私が畳んでただけ
ごめんアラド戦記わかんない
オンラインゲーム?
さて、報告します
通報とかしたら、結婚したばっかりなのにマリコさんが可哀想なことになりそう
私は実子じゃないのに、迷惑はかけられないしね
だから、みんなが言うように
父さんと話をしようと思って頑張ってみた
順番に話すから待っててね
まず最初に、休みだった父さんに話しかけてみた
私「父さん、私、父さんと話がしたい…」
父「あ?」
私「父さん、私の…スカート、破いた?」
父「……」
直球すぎたかなと思った
寝ようと思ってたのにぃぃぃぃぃ
1の報告が気になって寝られないよおぉぉぉぉぉ
父「なんでそんなん聞くんよ」
私「……スカート、破れてたから…
マリコさんがくれたやつ…」
父「で、なんで俺に聞く」
私「…洗濯物畳んでた時は大丈夫だったのに
お風呂出てみたら破れてたから」
父「で?」
私「……父さん、洗濯物触った?」
父「俺が洗濯物触ったあかんのか!?」
で、お説教された
聞き方が不味かったなー…と
五泊らしい
暫く進展はないよ
言いたいことやりたいこと……
とりあえずマリコさんにごめんなさいした
私「マリコさん…」
マ「ん?どしたのー?」
私「スカート破れてました、ごめんなさい
(縫ったけど汚いスカート見せる)」
マ「あ……らまぁwいいんじゃない?ww」
私「ごめんなさい」
マ「今度新しいの一緒に買いにいこっかww」
笑ってたけど笑ってなかった
ごめんなさい
で、お風呂先に入ってたらノックされてびびった
タオルぶくぶくして遊んでたから音が「ぼこん!」って出た
マ「入っていいー?というか寒いガチャ」
私「!?(答えてないのに)」
マ「あったかーい」
マ「さっきぼこんって言ってたのオナラ?w」
私「タオルです(ブクブクボコン)」
マ「オナラかと思ってたw」
マリコさんちっぱいでした
いや洗濯物で分かってたけどちっぱいでした
なんかよく分かんないけど一緒にお風呂入った
年齢は父さんより2つ下
顔は……どうなんだろう
参観日とかに来てたらちょっと嬉し恥ずかし気分になるくらい
で、よく考えたんだけど
父さんだからとか唯一の肉親だからとか
思ってたけど、父さんのこと考えててこんなに
はらわたが煮えくり返る思いがする
反抗期だからなのか、思春期だからなのか分かんないけど
きっと私、父さんのこと嫌いだ
報告しとこうかな
マリコさんが聞いたみたい
「なんで1ちゃんに冷たくするの」って
そしたら、父さんこう言ったらしい
「あいつの陰気な顔が気にくわない
自分だけが不幸みたいな面してる」
名前も言わないんだなぁって思った
今更なんだけどね
「自分の娘なのに酷い扱いするのね」
マリコさんがそう言ったら、すっごい低い声で言ったんだって
「俺の娘かどうかはわからんからな」
確認したらよかったのにね
確認してもし違ってたら…とかあったのかな
陰気な顔とか、そんなこと言われてもそんなにショックじゃない
私よりかマリコさんのがショック受けてるかもしれない
父さんがいない間にいろんなことをしてくれた
一緒にお風呂入ったり、買い物したりお茶したり
初めて船に乗った
可愛いピアスを買ってくれた
いたことが無かったけど、お母さんがいたら
こんなに嬉しかったのかなとか
調子に乗ったこと考えてた
凄く凄く優しい人だって分かったのに
私がいたから父さんの嫌なとこ見ちゃった
新婚さんなのに、私のせいでこんなに悲しませちゃって
そりゃ、私より大変な人もいるし
自分が恵まれてる方だって分かってるのに
いろいろと、心が折れそうだ
私がもっと早いうちにいなくなればよかったのかな、とか
もう我慢の限界だ、楽になろう
>>406
最後の一言がひっかかる
これからいいことがあるはずだし、がんばれ
自立の道を目指すんだ
引用元:
今日、父さんが結婚すると聞いた
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1298212302/